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活動レポート

玉城ちはるの事後報告

命の参観日

就実中学校・就実高等学校(命の参観日)

就実中学校・就実高等学校にて、命の参観日を行いました。
命の参観日がまだできていない県がいくつかあるのですがついに岡山県に呼んでもらえました。
初の岡山。
本当に繋いでくださった方に感謝です。
総合進学コースの方にお話ししたのですが、
終わったら、別のコースや、中学校でもお話しして欲しいとおっしゃってもらえました。
当日はものすごい盛り上がりで生徒さん達の好奇心を日頃から育てておられるのだなと思うことと同時に
私は最近大学でも
中学校でも、高校でも
チャンスのある場所では
「相談できる能力」という言葉掛けをしています。
なぜそうしているかというと、
大学の講義の中で「カウンセリングをどう思うか?」と聞いてみると
「困った人が相談するところ」
「死にたい人が相談するところ」
「かわいそうな人が行くところ」
などなど
スティグマが存在するのだということがよくわかりました。
そこで、しんどい時に相談して欲しいという呼びかけをやめ
自分の事を言語化できることは能力だ
という呼びかけをしました。
そうしてみると相談件数はまた飛躍的に増え
でも内容は
「受験生なのにお父さんの転勤で動揺している」
「無色透明な自分が怖い」
「お父さんが不倫してるのをLINEで見つけた」
「自分のセクシャルマイノリティーを勘違いして彼女を作ったけど男の子にも興味がある」
など
そのどれもがすぐに 「死にたい」に直結はしないけれども
そのことによって「今日とても不安だ」というような話が増えました。

相談窓口は増え
そのどれもが命の不安を感じたら相談するように書いてあるのですが
もちろんそれはとても大切だけれど
ある日突然死にたくなるわけじゃなくて
私が毎日ラインで向き合ってる人たちは今日のさほどでもない事を相談してくれます。
でも、さほどでもない事をいつもいつも
日本人は我慢して、溜め込むのです。
それももちろん美徳ですが
メンタルヘルスケアが浸透しない、または、カウンセリングときくと偏見がまだまだあるのは
自己責任論やその他
恥ずかしさやご迷惑をお掛けしたくないなどの思いがたくさんあるのだろうと
感じることが本当に多くあります。

でも!
相談できるのは能力なのです。
自分で恥ずかしいとおもっている事を自己開示でき、解決しようと相談するのは能力なのです。
そこに必要なのは歌と笑い。
生徒さんが飽きないように笑いを持ち続けてるのですが
生徒さんの感想にも
話が面白くてわかりやすい
とあったのは何よりも嬉しい^_^
この事をもっともっと広げたいです。
この事をより気づかせてくれた岡山の生徒さん達には感謝です。

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