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活動レポート

玉城ちはるの事後報告

命の参観日

大阪市立三国中学校(命の参観日)

2月8日は大阪の三国中学校での命の参観日でした。
一年生だけでこの人数、ただいま学校に新しい校舎を作っているという、少子化とは思えない活気のある中学校でした。
講演の中では積極的に手を挙げてくれる姿があり、講演の後保護者の方に「日頃子供達の姿を見る事がないのでこんなふうに積極的に手を上げるんだとすごく嬉しかった」とお話ししてくれました。
また、様々な質問をしていく中で
「相談できる力」の話の時にスクールカウンセラーさんについて聞くと
こちらの中学校は常任ではなく非常勤の形でいるようであまり相談を日頃から簡単に出来てはいない部分もあるのかな?と感じました。
しかし今朝までの間にLINEにメッセージくれる子も多くいて、
講演の時、積極的に手を挙げてくれたように
話す力、発信する力はしっかり備わってるんだなぁと感じました。

また今回は日帰りでなく宿泊でのご依頼でしたので、初めてPTAの方々と夜お食事会にも参加できました。
正直めちゃくちゃ勉強になりました。
保護者の方々の感想も初めて聞く事ができました。
今回いろんなお話をさせて貰える中で
レジリエンス(回復力)の大切さについても保護者の方との食事の時に話す事ができました。
若い方の離職率の高さの一つに、(大学で非常勤講師13年、直接のやりとりも何百件)
私の個人的な意見ですが小学生、中学生の時から
問題に対処している経験が少ない
褒めて育てるのはすごく良いのですが
褒めるばかりのためか親が肩代わりしてしまったり色んな要因があると思いますが
人間関係は回復できるという体験がない事で
大きな失敗や、小さな失敗であっても
上司の対応などによっては
もうダメだ、私の人生はダメだまで考えてしまって、
離職に意識が直結してしまうという事なのです。
友達との約束を破ってしまった、それをどう謝るのか、果たして謝れるのか。
誤魔化したり相手に責任を転嫁してしまったり(むしろその経験も含め)
謝ったあと許して貰えるのか許してもらえないのか含め
たとえ許してもらえなくても他の居場所を他の友達を作れるのかなど、
人間関係は、回復できる、新しく構築できるという経験を
何度も何度も重ねるうちにそのレジリエンス能力が私たちをより強くしてゆくのかなと思うのです。
親の離婚なども増えましたが実は離婚している欠損家族だから問題があるのでは決してなく
そのあとどうまた回復してゆくのかの方が大事なのです。
そんな話も保護者の方々とできたのがとてもとても有意義でした。

またいけますように。

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