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活動レポート

玉城ちはるの事後報告

命の参観日

前橋BOOK FES 2024(トークショー&ミニライブ)

2024/10/20
群馬県前橋市 「前橋BOOK FES 2024」

【本当の自分がわからないという中学生には笑】

この老師と少年は思春期の悩みを全部答えてくれていると私は思っている笑笑例えば

少年
「ぼくは誰ですか」
「師よ、本当の自分です。本当の自分が知りたいのです。・・・」
老師
「本当の自分を永遠に知ることはできない。会ったことのない人はさがせない」
老師
「本当に問題なのは『本当の自分』を知ることではない。君が『本当の自分』を苦しいほど知りたいと思う、そのことだ」
老師
「なぜなら『私』という言葉は確かな内容を持つ言葉ではなく、ただある位置、ある場所を指すにすぎない」
少年
「その場所はどこですか」
老師
「『いま、ここ』だ。『私』はそこについた印なのだ」
老師
「その場所に人は経験を集め、積み上げ、それを物語る」
「集められ、整理され、まとめられる。それが言葉を持つ人間というものの在り方なのだ。『私』という名前の物語を作らなければならない」
老師
「友よ。『本当』を問うな。いまここにあるものがどのようにあるのか、どのようにあるべきなのかを問え」

今日の #前橋BOOKFES のトークショーではトイレの貼り紙の話をした。

出張の前夜主人と喧嘩をした私は
羽田空港のトイレにあった貼り紙
「忘れ物はございませんか?」の言葉が

「旦那に謝り忘れてない?」と言われた気がした。
トイレを出ると「昨日の喧嘩は私が悪かったと思うごめんね」と謝ったという話をした

その貼り紙は間違えなく

トイレの流し忘れを言っているけれど
人というのは面白い

自分が求めているように世の中に溢れる言葉を受け止める
自分本位でしか世の中の情報も得ていないし
本や音楽からも
自分本位の意味を勝手につけまくっている

だとしたら本当の自分なんていつもその時々の状況で違うんだよね。
だから誰も知るわけがないあったこともない今のその時点の自分
本当の自分を探すなんて不可能なんだよね

それでも小中高生は

「本当の自分」という呪縛に悩む

そんなものはどこにもないのに
DNAに組み込まれているかのように

「本当の自分を友達に見せられない」とか
「本当の自分を見せたら嫌われる」と判を押したように
本当の自分 という呪縛から生まれる悩みに苦悩している

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